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あほーどりコラム

「 日興キャピタル事件 」



事件は、メジロブライトとシルクジャスティスの一騎打ちを演じた阪神大章典の
あとの天皇賞春で起こりました。
1998年の天皇賞(春)。
折りしも私が異常オッズの研究をしている頃でした。
確か、春天前日発売の土曜日に初めて見るような異常におかしいオッズが
記録されたのです。
それは異常オッズなんかを研究していなくとも誰の目から見ても明らかにおかしい
オッズでした。
わずか数分でシルクの単勝が一気に2倍を大幅に切ったのです。
あまりの出来事に一瞬見間違えかと思いましたが確かにオッズが激減しているのです。
それと同時にブライト−ジャスティスの馬連オッズまでが一瞬で一気に下がったのです。
結果はご存知のとおり、
1着は、メジロブライトでしたが、
2着は、ステイゴールドという以後「伝説の2着馬」という名称がつくことになる
超人気スター馬の華々しいデビューで幕を閉じました。

いったいあのオッズ変化はなんだったのか?
疑問は少々ありましたが、
ステイゴールドなどと言う聞いたこともないような名前の馬を買っていなかったショックで
しばらくは忘れていました。

しかし、事件はそれだけで幕を閉じませんでした。
私以外にもあの異常な現象を確認していた人たちが数多くいたのです。
そして「競馬 最強の法則」という雑誌にもそのことが取り上げられました。
そこで専門家がそのオッズの解析し、いったいどれだけの金額を購入すれば
それだけのオッズが一瞬に下がるのかを計算で出しました。
前日発売でまだ投票が少ない状況とはいえ、実にその金額5000万円!!
これが専門家が導きだした答えでした。
しかも投票は同一個所で同時刻に買われたということまで判明しました。
つまり超巨大なグループ買いみたいなものです。もしくはありえないとは思いますが
個人で買ったのか・・・・・


その後、時は2年が過ぎ、
当時に事件なぞコロッと忘れていた私はある新聞記事に凍りつかされました。
その日(2000/9/13)、
私は夕刊を読んでいました。
そこで社会面右上のある横領事件に目がいきました。
まあ、普通にふーんと読んではいたのですが、しばらく読んでいると・・・・・・・あ!!
という声を挙げていました。眠っていた記憶が蘇りました。
その記事とは、
「日興キャピタル」の元課長が7億円の業務上横領で逮捕された事件です。
それだけならよくある話ですが、そこで、もの凄い事実を発見したのです。
元課長の供述によると、使い込んだ金を補填するためになんと天皇賞(春)に数千万円の
馬券を突っ込んだそうです。
新聞ですので詳しい買い目や金額、そしていつの天皇賞春なのかは
書いてありませんでした。
ま・まさか・・・・・・

そのまさかでした。
元課長の供述が進むに連れどんどん詳細が出てきました。
レースは、ドンピシャの1998年の天皇賞(春)。
購入した金額は、数千万円・・・・・・・。

そしてそれが決定的になったのは、2週間後のスポーツ新聞の記事でした。
レースは、1998年の天皇賞(春)。
買い目はシルクジャスティスの単勝に5000万円。

当時の競馬雑誌の専門家の推測は少しの狂いもなく的中しました。
しかし謎のまま終わると思っていた事件なだけにかなりビックリしました。
しかもまさか会社の金を横領して買った馬券とは夢にも思いませんでした。
なにせ5000万円です。むちゃくちゃです。
大体7億の負債を競馬で取り返そうと思った時点で頭がテンパッテます。
相当なアホです。
いいもの見させてもらいました。



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