あほーどりコラム
「競馬で絶対に儲かる方法はある!?」
全国数千万人の馬券購入者、そしてウン百万人の競馬ファンの長年のかなえきれない夢・目的が
これです。この夢をかなえるために巷では数多くの馬券予想の奇書が出回っています。
今現在でもサインやら出目やらリンクやらどれも数学的・科学的にまったく証明できないものばかりが
留まることなく出続けています。まあそう書いた段階で儲かる方法は皆無ということが分かりますが、
それではこの文書が成り立ちません。
では果たして馬券で儲けることが本当にできるのか?
実は非常にその夢に一番接近した方法を5年くらい前に発見したのです。
それを「投資競馬」と言います。某ハー○ピ○という投資競馬専門の団体がおそらく最初に
商品化として確立した方法です。
それ以降、類似品のようなものが増えました。なかには思いっきりそのまま内容をパクって
有料予想会社やメルマガとして売り出しているところもあります。
この投資競馬とは素人が一見ちょっと聞くと完全にはまってしまうほど上手い方法なのです。
それは、以前までの馬券購入の概念を思いっきり覆すものでした。
なにしろ予想は一切しないという代物だったのです。
当たり前ですが、今までの競馬予想業界の使命は、買い目の出し方を研究するというものです。
ところが、予想しないのだから業界に与えたショックは莫大なものでした。
だったら何をするのかと言いますと、買い目ではなく資金運用のみを研究するのです。
しかも持ち寄るデータは人気とオッズだけです。
こんな馬券購入がいままであったでしょうか。はっきり言って異端です。
彼らは数十年の統計データをとり、?番人気の勝つ確率や平均配当とかを記録し続けて、
1年間の平均出現率と配当は毎年ほぼ同じという一つの共通性を見付け、
それを大前提として予想の代わりとして投資しているのです。
では、彼らはどのように購入(資金分配)しているかですが、
彼らが競馬が投資になると踏んだ作戦とは、
数学上決して負けないが永遠に勝負を続けるのは不可能と言われた、
あのマーティンゲール方式です。
名前は聞いたことがなくとも中身はほぼみんな知ってるやつです。
いわゆる2分の1の確率で勝ったら2倍になるというゲームにおける必勝法です。
<マーティンゲール方式>
たとえば100円を2分の1の確率に賭けたとします。当たれば200円。つまり儲けは100円です。
ハズレれば当然マイナス100円です。
で、ハズレたら前の掛け金の2倍の金額を次に賭けるのです。
すると今回は前回が100円だったから200円を賭けます。当たれば400円です。
ところが前回はハズレたのだからそのマイナス100円と今回の掛け金200円を引いたのが儲けです。
つまり100円の儲けです。
で、それもハズレたら次の掛け金は、前の掛け金の2倍だから今度は200円×2の400円です。
こんな感じで永遠に続くとどっかで勝ちます。勝ったときに最初の掛け金だけが必ずもうかるのです。
簡単な図を書きますと
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | |
| 掛け金 | 100 | 200 | 400 | 800 | 1600 | 3200 |
| 負債合計 (今回の掛け金 +前回までの負け分) |
100 | 300 | 700 | 1500 | 3100 | 6300 |
| 当たったときの回収(掛け金の2倍) | 200 | 400 | 800 | 1600 | 3200 | 6400 |
このようにどこで勝っても最初に賭けた100円のみ利益が出るというものです。
ところがもはや言うまでもありませんがたった100円で始めたのにわずか6回で63倍にまで
負けが増えてしまっています。つまり絶対に勝てる代わりに破産と隣合わせということです。
これがこの理論が不可能といわれているあたりです。
つづき
そのマーティンゲール方式は、2倍のものを賭け続けていけば投資金も倍倍になっていくという
欠点があります。いくら当たれば当たった時点で絶対にプラスになるとしても投資金が倍ずつ
増えていっては相当な金持ち以外は続きません。
そこで2倍のものではなく8倍くらいのものを狙い続けることにより破産を防ごうとした方法が
彼らの投資競馬の本質です。
簡単にいいますと、
「当たるまで賭け続けて当たったら今までの負けをすべて取り返したうえに儲けまでだす」
ということがこの作戦の殺し文句です。
では確信のその投資資金を決める式ですが、それをここで書くと訴えられかねませんので、
仕組みだけ分かりやすく説明します。
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3倍の馬券を1点だけ購入し続けるとします。
ルールは当たったら今までの負けを全て取り返した上に200円の儲けをだす。
1回目的中、まず投資金は100円から開始。的中→100×3−100(投資金)=200円儲け。
2回目的中、投資金はさっき負けた100円を取り返した上に200円儲けたいから、
投資金をAと置くと、A×3−{100円(さっき負けた分)+A}=200円となります。
これを解くと、A=150円となります。
実際に150円賭けたとします。
150円×3倍−{100円+150}=200円となり、きちんと200円の儲けが出ました。
3回目的中、同じように
さっきまでの負けは150円+100円=250円
今回の投資金をAと置くと、A×3−(250+A)=200円となり、
A=225円と出ます。
そんな感じで投資金を簡単な計算で出していって続けていくのです。
これを式にすると、
今回の投資金×オッズ−(今までの負け分+今回の投資金)=儲けたい金額
となります。
これを「今回の投資金」でまとめると、。
今回の投資金×オッズ−今回の投資金=今までの負け分+儲けたい金額
今回の投資金×(オッズ−1)=今までの負け分+儲けたい金額
| 今回の投資金=(今までの負け分+儲けたい金額)/(オッズ−1) |
最終形はこのようになります。
投資競馬の先駆け、某ハー○ピ○は(今までの負け分+儲けたい金額)のところにオッズによる
変動を加味して、「元金(1.0)+数割(0.2〜0.6)」をかけていました。
そのアイデアはすばらしい。たしかにオッズ変動の誤差も埋まります。
ところが逆にこのオリジナリティを出してしまったために類似品の増加を招いてしまった
のも確かです。
この式が続けば確かに絶対に負けません。
重要なのは「当てることは出来ないが、当たることはできる」ということです。
つまり、いつか当たる時を信じて買い続けるのです。
この投資理論の問題はそこです。
つまり貧乏人にはお呼び出ない方法なのです。
たとえば、儲けは2000円で固定して単勝8倍の馬券を買い続けたとしてのシュミレートをすると、
最初は1000円スタート、
投資金 損失 ちなみに儲けは8倍賭けて損失を引けばでます。
1、 1000 いつ的中しても2000円以上の儲けになっていることが
2、 1000 2000 わかるはずです。回数が増えれば増えるほど2000円の
3、 1000 3000 儲けに近づきます。
4、 1000 4000
5、 1200 5200
6、 1500 6700
7、 1800 8500
8、 2100 10600
9、 2600 13200
10、2700 15900
11、3600 19500
という感じで8倍の馬券を1点のみ購入していったとして、11回も外すと損失は19500に
なります。ちなみに20回はずすと20万近くの損失になるはずです。
そうなってしまったら20万円近く賭けてたった2000円を取りに行くことになります。
まっとうな神経では持ちません。これが欠点です。
あともうひとつ挙げるとすれば、投資競馬独特のものなんですが、
あまり的中が続いてはいけません。
「ある程度不的中が続いた後、的中するのが一番望ましい。
しかし不的中が続くと破産してしまう。」
というご都合主義の上で成り立っているずいぶんと不安定な作戦ではあります。
結論
必ず儲かる方法はあるが、
100万円持ってて1000円のみのプラスで喜んで家に帰る。
そんな人以外はこの方法は使えないし、精神がもたない。
ちなみにこの方法以外で絶対に勝てるという方法は、
私はいままで見たことが無いし、存在すらしない。と断言できる。
私は異常オッズ解析をする数年前まで投資馬券にのめり込んでいました。
20万円が、1ヶ月5万円プラスの25万円になって、止めたときは29万円になっていた
ことがあります。ではなぜ今止めてしまったのか。これにはかなり深い訳があります。
投資競馬最後にして最大の欠点です。
投資競馬はあくまで買い続けるからこそ成り立ちます。つまり
毎レースのオッズをずっと眺めていなくてはならない!!
これが毎週続けば仕事になってしまいます。趣味どころじゃありません。
時間が非常に費やされる。
最大の欠点はこの点ですね。